透明ツヤ肌、潤い感に満ちた肌を目指し、ベースメイクに力を入れています。
乾いた肌や油分の多い肌は化粧のノリが悪く浮きやすくなってしまいます。
必ずしも肌全体が同じ乾燥度では無く、部分的に違うわけで
そのまま漠然と下地やファンデーションを乗せてしまうと逆に目立ってしまう可能性があります。

不均一な肌の質感を際立たせないように肌全体の質感を整える事がベースメイクの鉄則です。
全行程に指を使うと指の温度によって製品の質感が適度にゆるんで定着力が上がるうえ、
湿度持ったしっとりした肌になります。

＜下地＞
真珠玉２個分程度の下地を手のひらにとった後、両手のひらに馴染ませます。
全体にまんべんなく伸ばしたら、手の平を肌にピタッと定着させ、
化粧水をつける時の様なイメージで軽くパッティングする感覚で伸ばし、肌と一体化させます。
塗る時は広い部分の頬から額、アゴの順に。
最後に指の腹で小鼻や目の下の細部に。

＜ファンデーション＞
顔の広い面から馴染ませます。
人差し指、中指、薬指の第２間接から上を使用します。
定着率を上げるようにスナップを利かせながら、ポンポンとリズミカルに広げます。
２本指だと力が入り過ぎますが３本指だと力が均一に分散するので刺激がありません。
質感にムラが出るので滑らせないのが鉄則です。

＜コンシーラー＞
　クマ　目のしたに色を乗せます塗り過ぎを防ぐ為にライン状ではなく点々と。
　　　　目のキワを避けてもっとも濃く影が出ている部分にのせて行くのがカギです。
　　　　青いクマ　ーー　血行不良、骨格が原因です。
　　　　　　　　　　　　オレンジ系がオススメ。
　　　　茶色いクマ　ーー　色素沈着、たるみが原因です。
　　　　　　　　　　　　　肌に馴染むベージュがオススメ。

　毛穴　頬や鼻など毛穴が目立つ部分に。
　　　　穴に塗り込めるのではなく、薄いベールで表面をフラットに整えるイメージで。

　シミ、ニキビ跡　肌と同じ色を選びシミよりも２まわりくらい広めにのせるのがポイントです。
　　　　　　　　　狭すぎるとシミの輪郭がにじみ出る危険があります。

　しわ　目尻に伸びたしわを目立たなくするには、ハイライト効果のある明るいコンシーラーを
　　　　利用し、光の効果を利用する方法をお薦めします。
　　　　しわの流れに沿って３本のラインを引きぼかします。

＜パウダー＞
タテは眉上から小鼻、横は頬骨のいちばんでっぱった部分までを目安に、楕円でつないだ
範囲内にまずはブラシでふわりとのせます。
その後のせたパウダーのアウトラインを指で軽く叩いて馴染ませ、肌と一体化させます。
フェイスラインは粉を伸ばさずにツヤを活かすことによる質感の微差で自然なメリハリが実現します。